卓球が上手くなりたいのに、伸び悩んでいる。
その原因は、技術ではなく立ち方かもしれません。
プロ卓球選手・五十嵐史弥さんのオンライン卓球コミュニティ 「IGARASHI ACADEMIA」 が、note で開講しました。
選手だけでなく、教える側の指導者に向けたプランまで用意された設計です。
STUDIO DARUMA は、その映像制作を担当しています。
「センスに頼らず、強くなる。」
このコミュニティが掲げる言葉です。
卓球の指導は、どうしても感覚的な言葉になりがちです。
「もっと低く」「体で打って」「タイミングを合わせて」——言われた側は、なんとなく分かった気になって、けれど次の日には元に戻っている。
IGARASHI ACADEMIA が徹底しているのは、そこに必ず「理由」を添えることでした。
なぜ低いのか。
なぜその立ち方だと動けないのか。
骨盤と膝と足裏が、どう連動しているのか。
撮影に立ち会っていて何度も驚いたのは、五十嵐さんが「感覚」で終わらせず、必ず身体の構造から説明し直すことでした。
第1弾は「9割の人が間違えている基本姿勢」
開講第1弾のテーマは、基本姿勢です。
多くの人が、卓球を習うときに「つま先立ちで構えるように」と教わります。
素早く動けそうな気がする。
実際、前には出やすい。
けれど、後ろに下がる、横に動く——その瞬間に、この構えは足かせになります。
つま先重心では膝が内側に入り、重心が前に乗りすぎる。
動き出す前に一度上へ伸び上がらなければならず、その一拍が決定的に遅れを生みます。
正解は かかと重心。
かかとに体重を乗せることで、ハムストリング・臀部・股関節が連動し、上下動のない滑らかな移動ができるようになります。
かかとで地面を踏ん張るような感じで構えます。
動くときは、かかとで地面を押していく感覚で。
さらに前傾姿勢の作り方(股関節の角度は約120度が目安)、正しい素振りの手順まで、10分を超える尺で解説されています。
「なんとなく」で終わらせない密度です。
舞台裏まで公開されています
面白いのは、レッスン本編と並んで 「EP01 舞台裏|『基本姿勢』を10分話してみて」 という記事が公開されていること。
撮り終えた直後の、まだ整理されきっていない言葉。
何を伝えようとして、何が難しかったのか。
教える側の思考がそのまま残っている記事で、個人的にはこちらから読むのも面白いと思っています。
指導者側にも、同じテーマの第1弾
面白いのは、指導者向けアカウントでも同じ「基本姿勢」がEP01になっていることです。
- 選手向け:9割の人が間違えている基本姿勢
- 指導者向け:基本姿勢の教え方|「もっと低く」で選手に伝わっていますか
同じテーマを、「どうやるか」と「どう伝えるか」の両側から立ち上げている。
「もっと低く」という指導者なら誰もが使ってしまう言葉に、正面から疑問を投げかけるタイトルです。
教える側の記事だけを読んでも面白いと思います。
英語版も、同時に公開
もうひとつ、今回の大きな挑戦があります。
同じ内容の英語版を、同時に公開していることです。
- 9割の人が間違えている基本姿勢
- 9 Out of 10 Players Get the Ready Stance Wrong
- EP01 舞台裏|「基本姿勢」を10分話してみて
- EP01 Behind the Scenes | Ten Minutes on the Ready Stance
卓球は日本国内だけの競技ではありません。
五十嵐さん自身、早稲田大学在学中に日本人として初めてイタリアリーグに参戦した経歴を持ちます。
国内で完結させず、最初から世界に向けて開いておく——その判断が、開講初日から形になっています。
STUDIO DARUMA では、この英語版の字幕制作も担当しました。
音声を一語ずつ突き合わせ、卓球用語を競技で通用する英語に置き換えています。heel balance、forward-leaning posture、shadow practice——自動翻訳では出てこない語です。
五十嵐史弥という人
山形県長井市で卓球を始め、中学から親元を離れて青森山田中学校で寮生活。
遊学館高校、早稲田大学スポーツ科学部を経て、2022年にプロ転向しました。
| 2012 | 青森山田中学へ入学(親元を離れ寮生活)。 全国中学 団体優勝 |
| 2013 | 全日本カデット 男子ダブルス優勝 |
| 2014 | 東北中学 シングルス優勝。 2か月のドイツ武者修行 |
| 2017 | U18日本代表キャプテン。 WTTユース タイ大会 団体・シングルス優勝 |
| 2019 | 関東学生選手権 男子シングルス優勝。 ユニバーシアード 団体・ダブルス3位 |
| 2020 | コロナ禍で内定取消。 それを乗り越え、プロ卓球選手を志す |
| 2021 | イタリアリーグのチームと契約し海外参戦 |
| 2022 | プロ転向(T.T彩たま)。 全日本 混合ダブルス ベスト8 |
| 2023 | 金沢ポートと契約。 ダブルスで初の勝率5割超 |
| 2024 | 12月、世界トップの林昀儒選手に 3-2 で勝利。 ポーランドリーグでも五輪出場選手に複数回勝利 |
| 2025 | 静岡ジェードと契約。 世界卓球ドーハ大会に日本代表帯同。 WTTフィーダー 男子ダブルス 2冠 |
1999年9月9日生まれ、182cm、右シェークドライブ型。引退した指導者ではなく、いま世界のトップと戦っている選手が教える——ここが IGARASHI ACADEMIA のいちばん贅沢なところだと思います。
先週の試合で使った感覚が、そのまま言葉になって出てくる。
「センスがない」と言われ続けた僕が、世界で勝てるようになった理由を、全部話します。
プランは3つの入口に分かれています
IGARASHI ACADEMIA が面白いのは、「上手くなりたい人」だけを対象にしていないことです。
プレーする選手、応援するファン、そして教える指導者——立場ごとに入口が用意されています。
note のアカウントは目的別に2つに分かれています。選手とファンは「IGARASHI ACADEMIA」、指導者と教室は「IGARASHI ACADEMIA LEADER」。
入る場所が違うので、申し込む前に確認してください。
選手向け
| メンバーシップ(入口) | 月額 490円 | 技術解説動画すべて/ゲリラ練習動画/プレゼント企画 |
| ベーシック | 月額 1,980円 | + note記事/月1の課題・練習メニュー提案/チャットFB/年齢別Zoom茶会 |
| アドバンス | 月額 2,980円 | + 月1の動画添削・個別フィードバック |
| プロ | 月額 4,980円 | + 毎月抽選の個別Zoom(20分)/優先チャット |
指導者向け(別アカウント)
そしてもうひとつ、教える側のための独立したアカウントがあります。
こちらは「感覚的な指導」から「言語化されたコーチング」への移行を支えるメンバーシップです。
「技術を知っている」ことと「伝えられる」ことは、まったく別のスキル。
生徒が伸びない、自分の指導が正しいか確信が持てない、感覚を言葉にできない——指導者が抱えるその悩みに、現役プロの視点から「なぜ機能するのか」と「どう伝えるか」を体系化して届ける設計になっています。
| Coach Standard | 月額 4,900円 | 技術解説動画すべて/週1の指導者向けnote記事/質問チャット/月1 Zoom茶会 |
| Coach Gold | 月額 19,800円 | + 抽選制の個別Zoom(20分)/SNSで教室紹介 |
| Coach Diamond | 月額 39,800円 | + 月1の個別Zoom(30分)/指導フィードバック・教室改善アドバイス/生徒分析サポート/1年継続で無料講習会チケット |
ファン向け
| プライベートメンバー | 月額 7,980円 | スポンサー席として、より近い距離で応援する枠 |
入会金はなく、月額のみ。
プラン変更・解約はいつでも可能です。
まずは月490円の入口から始めて、必要になったら上げる——そういう入り方ができます。
最新の内容は note のメンバーシップページでご確認ください。
映像制作という立場から
私たちが担当しているのは、撮影・編集・字幕・デザインです。
スポーツの技術解説は、映像の力がはっきり出る領域だと思っています。
「膝が内側に入る」と文字で読んでも伝わらないものが、スローと寄りのカットを重ねれば一瞬で伝わる。
逆に言えば、映像の作り方を間違えると、どれだけ良い指導内容でも届きません。
だからこそ、テロップの一文字、字幕の切れ目、カットのタイミングまで詰めています。教える人の言葉を、そのままの精度で届けること。
それが私たちの仕事だと思っています。
開講したばかりのコミュニティです。
ここからどう育っていくのか、制作側としても楽しみにしています。
IGARASHI ACADEMIA、開講中。
note のアカウントは目的別に2つに分かれています。プレーする方は「選手・ファン向け」、教える方は「指導者・教室向け」からどうぞ。